キルトダイアリーも二年目を迎えました。
読者の皆さんに支えられこれからも、この小さな雑誌に大きな感動を詰め込んでお届けすることができたらと願っております。
どうか変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
これまで誌面で掲載するたびに読者の皆さんからとりわけ反響が多かったのが「小さな」作品でした。
それはサイズの小さい作品から、モチーフをミニチュアサイズで表現した作品、それに極小サイズのピースを神業的に繋いだ作品などさまざまでしたが、可愛いもの好きな皆さんのハートに届いたようで嬉しい思いをしておりました。
そして満を持して、キルトダイアリー5号では珠玉の「ちいさな世界」をたくさん集めて特集を組みました。
一つ一つの作品に作者の細やかな愛情が込められていて、本当に愛おしくて可愛い品々がページを埋め尽くす特集になっています。
できるだけサイズ感が伝わるように撮影を工夫したり、ミニミニサイズの繊細な表現を感じていただけるようにページにクローズアップも様々組み込んでみましたがいかがでしょうか。
実物は本当にすさまじいほどの細かさです。一つ一つの作品を間近で愛でることのできるのは編集者の特権。
じっくりと作品と向き合って豊かな時間を過ごし幸せでした。
そんなこともあり掲載作品を作者の皆さんにご返却する際には、いつもに増して別れを惜しんだほどで、こんな思いも皆さんに伝わればいいなと5号をお届けしています。
実は私は小さなものが大好き。
海外取材に回っていた時期に、ヨーロッパやアメリカの美術館やコレクターに見せていただいたドールハウスやミニチュアのお道具たちに魅せられました。
また台湾の胡弓博物館で出くわした上流階級の方々が競って職人に作らせたミニチュアの品々にも心惹かれました。
小さなもの好み(可愛いもの好き?)はもちろん今でも続いており、小さなものに出会うとついお財布が緩みます。
今、事務所にある小さなものはメキシコから連れてきたフクロウ博士です。
ちなみに6号では「かわいい」キルトの特集を予定しており、そちらも乞うご期待のラインアップになりそうです。
編集長 市川直美
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