【From編集部】ピンクッションの世界旅行へようこそ!

キルトダイアリー10号はお手元に届きましたか?

旅をイメージしたピンクッションが表紙の10号
撮影/福井裕子さん
カバーデザイン/橘川幹子さん

今回の表紙はピンクッション!

針刺しのための実用品として活躍するピンクッションですが、形を工夫しやすい手頃なサイズなのでさまざまなデザインを落とし込むことができます。
10号では16名のキルト作家さんに「世界各国」をテーマにそれぞれの文化、テクニック、旅先の思い出などを詰め込んだ楽しいピンクッションを提案していただきました。
その中から、川嶋ひろみさん、阪本あかねさん、鷲沢玲子さんのピンクッションを、
誌面とはちょっと違う角度から撮影した29ページ掲載の写真をカラーで公開します。
本誌10号8〜9ページと一緒にご覧くださいね。

1)グアテマラの世界で最も美しい鳥、ケツアール (川嶋ひろみさん)

グアテマラの国旗にも描かれている鳥「ケツアール」。

尾羽をグラデーション布で優雅で豪華に表現しています。
土台布の上に裁ち切りの布をちぎり絵のように配置した上にチュールを重ねて動かないようにし、その上を自由なミシンステッチで押さえました。
ミシンに多少慣れていらっしゃる方ならアップリケのまつり縫いよりも簡単に絵画風なタッチで描くことができます。

2)メキシコの奇跡を呼ぶチャーム・ミラグロ (阪本あかねさん)

スペイン語で「奇跡」という意味の「ミラグロ」は金属製の小さなお守りです。

旅先で出会ったメキシコ人の友人の大きな目を思い出しながら制作されたピンクッション。
代表的な「ミラグロ」のモチーフ、目、ハートと羽根を組み合わせています。
それぞれ光沢のある糸でサテンステッチをメインに描いたパーツを本体に縫いとめているので、ボリューミー。
ピンクッションとして活用するだけでなく、幸福を呼ぶオブジェとして作るのも素敵ですね。

3)デンマークの伝統のへデボ刺繍のピンクッション (鷲沢玲子さん)

へデボ刺繍は18世紀中期にデンマークで生まれたホワイトワーク。

白の布を円形にくり抜いた中心部の内側を刺繍糸で透かし模様を、その外側をカットワークの一種、アイレットワークで囲いました。
さらにキルトステッチの内側に綿を詰める手法、トラプントの立体感で、外周をハート形のフレア状のように見せています。
白の刺繍を組み合わせた美しいピンクッションは、コロナ以前の2018年にキルトおぶはーとのメンバーと訪れたコペンハーゲンの思い出を詰め込んでいます。

 

その他、13名の作家さんのピンクッションもまるで世界を自由に旅したような気持ちにさせてくれますよ。
ぜひ本誌でご覧くださいね。

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