【from 編集長】キルトダイアリー6号編集作業スタートしました

只今、編集では8月10日発行の6号の入稿に向けて作業をしている最中です。
印刷所への入稿作業が6月後半に迫っているので遅れないように着々と、スタッフそれぞれが時間調整しながら進めています。

入稿とは、撮影、レイアウト、原稿、作り方作図・イラスト、型紙などのあらゆる作業を終えて1ページ1ページを印刷データにして印刷所にお渡しする作業のこと。
その間、文字の校正や作り方、型紙のチェック作業も入ってきますので、編集スタッフにとっては気の抜けない時期になります。

今回は私たちの手がける「キルトダイアリー」が発行するまでの流れを少々ご説明しようと思います。
まず発行月の半年ほど前に各号のテーマや企画を決めます(実際にはもっと前ということもあります)。
そして次の作業として、掲載する作品の拝借依頼や制作依頼、取材ページの依頼を行い少しずつページのイメージを固めていきます。
この時点で企画変更ももちろんあり、そんな時は頭を切り替えて組み立て直します。

作品が編集部に揃うのは発行月の三ヶ月半ほど前です。
たくさんの作品をテーブルに並べ撮影カメラマンさんとデザイナーさん同席の下、撮影会議を行います。
このときどんな雰囲気を目指すか、どんなイメージのスタジオを使うか、撮影の小道具はどうするかなど、皆で意見を出し合い、1ページ1ページのイメージを固め方向性を共有するというわけです。

そしていよいよ撮影となります。撮影会議をじっくりと行なっているので、撮影はいつもスムーズに進みます。
ロケ当日はデザイナーさんが立ち会って下さるのでとても安心。いつもイメージに限りなくちかい写真が撮れています。

立見弥生さんの作品を撮影中。どんな写真に仕上がったかは、本誌をお楽しみ!
撮影は福井裕子さん

イメージカットとは別のアングルや全体をしっかりお見せしたい時は、
白やグレーの大きな紙を背景にして撮影します。通称「物撮り」。

作品の雰囲気に合わせて、スタジオ内の撮影ポイントを決めます。
特集の印象を大きく左右するのでこの撮影ポイント選びはとっても重要。
カメラマンさんやデザイナーさんのアドバイスがとても助かってます。

 

撮影にはロケ以外に、キルトの全体を撮る俯瞰撮影や細かい物撮りにも数日を費やしています。
今回は撮影が5月末までかかり今出来立てのホヤホヤの画像を見ながらページを組み立てているところです。

そしてWEBでのPRが先日スタートし、デザイナーさんに急ぎ作成いただいた表紙が早くもポストされました。ちなみに6号の表紙は立見弥生さんの作品(キルトだけでなく木のペイント作品もコレクションのビンテージの品々も登場)で、撮影は福井裕子さん、デザインは橘川幹子さんです。

6号の表紙。赤ずきんをテーマにした愛らしい作品で表紙を彩ります。
作品/立見弥生さん
撮影/福井裕子さん
表紙デザイン/橘川幹子さん

6号、素敵なビジュアルができそうで、また作り方もできる限り掲載する予定でやっておりますのでどうかお楽しみにお待ちください。

編集長 市川直美

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