【from 編集長】新シリーズ「キルトで巡るローラの四季」が4回連載でスタート!

大草原のローラ物語は言わずと知れた「大草原の小さな家」シリーズで、世界中で広く読まれてきました。
テレビドラマとして1974年から83年までアメリカで放送され、その後日本でも大ヒットしました。
著者はローラ・インガルス・ワイルダー。アメリカ開拓時代に過ごした少女時代を基に描かれたシリーズです。

さまざまな困難を乗り越えて成長する主人公ローラとその家族のインガルス一家の物語を、背景に広がる広大な景色や、お家の中で繰り広げられる家族の暮らしのシーンとともに記憶に刻んでいる方が大勢いらっしゃることでしょう。

多くのシーンにさりげなくキルトが登場していることで、このドラマがきっかけでキルトを作り始めた方も多いと聞きます。
個人的にはあらゆるベッドに掛けられたキルトはもちろんですが、ローラとメアリ(姉)の服や帽子の可愛らしさに特に惹かれました。
特に耳当て付きのニットの帽子には目が釘付けでした。

8月10日発行の6号からスタートする新シリーズ「キルトで巡るローラの四季」は、大草原のローラ物語のシーンからイメージする季節をイメージするミニキルトを提案する4回連載です。

ミニキルトは31╳31㎝。キルトに添えたウッドの小物入れは、ルーマニアのビンテージ市場で購入した品で素朴な手彫りの味が大草原の物語に似合いました。
作品/いいむらえつこ
撮影:福井裕子

このページを担当いただくのはいいむらえつこさん。
いいむらさんはローラが実際に作ったキルトやさまざまの手芸作品を研究するために何度も現地に赴いていらっしゃいます。
今回シリーズで製作いただくミニキルトは現存するローラのキルトからヒントを得ているとのことで、毎回楽しみな内容になりそうです。
キルトは小さくても1枚でサマになるようにデザインされているので、多くの読者に作っていただけたらと願っています。
1回目は秋。冬に備えてローラたちの小さな家の屋根裏部屋に収穫した野菜や食料が積まれ、吊るされている様子が伝統パターンと色合いで描かれています。

久しぶりに懐かしいローラ物語のドラマが見たくなってきました。

市川直美

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連載「季節で巡るローラの四季」がスタートする
キルトダイアリー6号の表紙はこちら!

6号の表紙。赤ずきんをテーマにした愛らしい作品で表紙を彩ります。
作品/立見弥生さん
撮影/福井裕子さん
表紙デザイン/橘川幹子さん

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